4.車両

 先にも書いたが、私はNゲージャーであり、この時代の車両ばかり作っている物好きなモデラーである。そこで、私がこの時代の車両を作っていたときに感じたこと、特に図面集などからではなかなか見えてこない部分を中心にこの時代東海道本線で活躍した面子を少々見ていこうと思う。図面に関しては「鋼製客車形式図集」(鉄道史資料保存会編)などを参照していただきたい。私見だが、この図面集はこの時代の車両を「モデる」なら必須アイテムだと思われる。というよりも、この図面集なしではこの時代の車両はまともに自作できないだろう。また、配置区の名称は’57に改称された後のものに統一している。
 また、各ページにおける製品リストの凡例は以下の通り。

凡例
メーカー KS:KSモデル Yトレイン:Yellow Train キング:キングスホビー マイクロ:マイクロエース レイル:レイルロード レボ:レボリューションファクトリー
形態 K:完成品 P:プラキット C:コンバージョンキット B:ボディーキット T:トータルキット
備考 リベミス:実車が全車リベットありにもかかわらずキットにリベット表現がないもの
リベなし:実車にリベットあり・なし車が混在していて、キットにリベット表現がないもの
リベあり:実車にリベットあり・なし車が混在していて、キットにリベット表現があるもの

 備考欄の「絶版」表記に関しては、明らかに絶版とわかっているものにしかつけていない。よって、絶版表記がないからといって絶版ではないとは限らないのでご了承いただきたい。また、値段は定価であり、一応雑誌等も確認した上で表記したが、記憶違い等で間違っている場合もありうるのでこれまたご了承いただきたい。そのような間違いがあった場合、また、「こんなメーカーからこんな車両も出てたぞ」、といった情報がある場合はご一報いただければ幸いである。ただ、リストに載せているのは一応一般流通を目的としたもののみなので、イベント限定やショップ特製品などは含んでいないし、含めるつもりもない。また、キットと完成品がある場合は完成品のほうは省略してある。基準としては、一応雑誌の新製品情報等で紹介されたことのある製品までを対象にしている。キットに関してはあくまでキット本体の値段であり、別に部品が必要な場合(台車等)は、無論別途その代金がかかる。そことも微妙に関連しているが、「形態」の項目の分類について、「コンバージョンキット」というのは基本的に別メーカーのキットなり完成品なりが別途必要となるもの、「ボディーキット」というのは台車のみ自分で確保しなければならないもの、「トータルキット」というのは基本的に何も別途必要としないもの、せいぜい、車輪やインレタ程度ですむもの、と思っていただければいい。と、いまさらな説明かもしれないが。

 壱.「青大将」について

 弐.Aロネ・ABロネ

 参.Bロネ

 四.Cロネ

 伍.ハネ

 六.食堂車

 七.特別2等車

 八.2等車

 八.伍.2・3等合造車

 九.3等車

 拾.荷物車

 拾壱.郵便車

 拾弐.その他、忘れ得ぬ車両たち


 番外編.はみ出しコーナー

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